靴の紐をしっかり結ぶと・・・

第1087号 2019年4月21日

長野県在住のMさんから次のようなお便りをいただきました。

「靴の先が細い、幅広すぎで同じような[腰痛の]経験をしました。

  ーーブーツに中敷を入れてきつくなった、が最初の腰痛。
  ーー自宅がフローリングなのでゆるゆるスリッパで日常過ごして足裏踏ん張り過労で腰痛と膝の障害。
  ーーその後仙骨歪みと背筋衰えなど症状が重なり、階段から滑り落ちるほど、重症になりました。」

こういう経験をしている人は多いはずです。

今度は私自身の最近の体験です。

先日の靴講座を聴講しましたので、靴の扱いについて、いろいろな知識を得ることができました。そこで、スポーツ用品メーカーMの京都にある専門店まで靴を新調しに出かけたと思ってください。

店員さんの話や靴の扱いも、靴講座の川本さんの話と符合する内容で、一つ一つ納得が行くものでした。

まず、自分の足のサイズを測っておきました。これまでの思い込みより1サイズ小さい25でOKということを確認してありました。幅に関しても幅広は不必要であることを確認してありました。

というわけで、サイズ25でEの表示(EEとか、EEEとか)のないウォーキング・シューズを選びました。

紐を引き締めてみると、かなりきついような気もしますが、これでとりあえず歩いてみることにしよう。

歩いて見たのは、奈良県南部の葛城(かつらぎ)古道です。この辺りに興味はあるものの、奈良からはかなり遠いので、あまり歩いたことはありません。(これまでに一度だけ)

近鉄御所(ごせ)駅を降りて、南東の方角へ向かいます。

数々の古寺・古社が街道沿いに点在していて、それぞれに興味深い。

この地域は、古代には、鴨族と呼ばれる豪族が住んでいたとかで、「鴨」の名をいただいた古社がいくつもあります。「かも」は「かみ」に通じるという説もあるそうで、京都の上賀茂・下鴨神社の先輩格とも言われています。

中でも「鴨山口神社」というところには、アマノミナカヌシの神が祀られていて、珍しい。掃除がいきとどき、田舎のお社には見られない風格があります。

[註] アマノミナカヌシは、アメノミナカヌシと言われることも多いが、カタカムナの文書にはアマノミナカヌシと書かれていて、この方が古形であると思われる。

このあたりまで靴は快適に履けていたのですが、少し指先が痛くなってきた。指先が痛むということは、足が先の方まで突っ込まれているということですから、このあたりで少し紐の結び方を反省してみなければなりません。本殿の前で靴の紐を結び直しました。

そう思って見ると、やはり紐が緩んでいる感じがします。これをもう一段しっかり締めてと。

それから先は、かなり歩いても、指先が痛くなることはありませんでした。

やはり最初の結び方では緩くて、足先が靴の奥まで突っ込んでいたということです。

こうして見ると、やはり靴の紐は伊達や体裁でついているものではない、ということです。足裏と靴とが密着するために紐がある。

ところが、先日我が家に来ていた孫娘の靴を見ると、紐の格好をしたゴムがくっつけてある、という、子どもの靴だから、何でもいいや、というのかどうか、かなりいい加減な靴(ニューバランス製)で、なるほど、これでは子どもの足も悪くなるはずだと、改めて驚かされました。

さて、その後、日を改めて高鴨神社や、鴨都波神社もまわり、鴨族の痕跡を堪能しました。皆さん方にも、古代奈良を知るのに、葛城古道、お勧めのコースです。

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1058 栃木県の栃の木

第1058号  ’18年10月12日
▼ 栃木県の栃の木

先月の中頃、栃木県の宇都宮市に行ってきました。

宇都宮といえば、餃子を思い浮かべる人も多いでしょう。もちろん味わいとりどりのおいしい餃子も食べてきましたが、それよりもずっと印象的であったのは、栃木県庁に向かう道路がマロニエ(セイヨウトチノキ)の街路樹でおおわれていることでした。

栃木県庁の正面の道路は、戦中に植えられたというマロニエが街路樹となっていて、数百メートルの素晴らしい木陰を形成しています。これだけの素晴らしい街路樹をそなえた道は日本に他にあるのかどうか。

パリのシャンゼリゼはマロニエの並木道だそうですが、私は行ったことがありません。しかもパリのマロニエは剪定されていて、自然の樹形を保っていません。この夏に行ったエストニアにマロニエの並木がありましたが、さほどの巨木ではありませんでした。

植えてからもう七十年あまりですから、栃木のは、かなりの巨木になっていて、ほとんど剪定は行われず、道路が深いトンネルをなしているのです。

それだけではありません。私たちがセミナーをやった栃木県総合文化センターに沿ったところには、マロニエとは少しばかり種類のことなる(葉の形が少し違います)日本産のトチノキの若い木が植えられているのが目にとまりました。

驚いたことに、ここの並木だけでなく、宇都宮市内の街路樹はほどんどトチノキで占められているようなのです。市内の人にとっては、木といえばトチノキなのだと思われます。

で、若いトチノキを見つけた私は、老木(といっても数十年ですが)とどう違うか、ここで早朝、樹功をしてみました。どちらの方が元気があるかを比べてみようというわけです。

やってみると、人間と同じで、若い木の方がエネルギーが強いのが感じられます。老木は、それなりの風格を備えていますが、エネルギーという点からすると、さほどのことはない。やはり青年の木の方がエネルギーがみなぎっていると感じられます。

もちろん樹種が少し違うということはあるので、それを考慮することは必要でしょうが、それにしても、まるで違う。木を相手に気功をしようとすれば、若い木に限ると思われます。

これはおそらくトチノキに限ったことではなく、他の木でも同様でしょう。(このことに関心のある方は、ぜひお近くの木で確かめてください)

22年に栃木県で国体が開かれ、そのパレードがこの並木道で行われるのだそうで、邪魔になるから全部伐採して道路を拡幅する計画があるのだと、地元の方に伺いました。何を考えているのか。これだけの財産をそんなに簡単に投げ捨てていいのかどうか、地元の方々は、じっくり考えるべきところでしょう。

もしも、そんな風になってしまうとすれば、そんな悲しい宇都宮には、私はもう行きたくない。

1057 迷惑な誤診

第1057号  ’18年10月8日
▼ 迷惑な誤診

30代後半の女性Yさん。左の膝が悪くてうまく歩けないということです。整形外科にかかって、「膝蓋骨脱臼」という診断を受けたとか。

さっそく見せていただくと、膝をみたところ、どこも悪くない。関節が緩い印象はありますが、脱臼というような状態になっていません。

 ── これまで行かれたのは、整形外科だけですか。と私。

  ── いいえ、カイロとか、整体とか、整骨院とか、鍼灸院とか、いろいろ行きました。ずいぶん若いころから悪くて、昔からあちこちで見てもらっています。

  ── どこへいってもよくならないのですか。

  ── 歩いている時に、筋肉に力が入らなくなるので、安心して歩けないんです。

左膝を触ってみながら、そんなやりとりをしました。

私はふと思いついて、「遠隔シート」を使って調べてみました。これは昨日、上級の受講生の方々にお配りしたもので、これで調べると、どこが悪いというのが誰にでも分かります。

調べてみると、やはり膝は悪くない。問題があるのは股関節だと思われました。

股関節そのものは、直接触るわけに行きませんので、左右の腸骨を触ってみました。

私は、本当に飛び上がるほどに驚いた。

腸骨が大きく傾いているのです。30度以上は傾いていたでしょうか。

つまり、腸骨の位置が左右で大きく違うのです。こんなことは、普通はありません。

腸骨が大きく傾いているために、片側の股関節が脱臼状態になっていると思われます。
正確に言えば、完全に脱臼してしまっているわけでなく、亜脱臼の状態でしょう。

つまり、初めの整形外科の医師が「膝蓋骨脱臼」という診断をくだしたために、その後の治療院の人たちも、「膝」という固定観念にとらわれ、真相が見抜けなかったということです。

こういうことは、よくあることで、初動の診断が間違っていたために、後の人がみんな間違ってしまうのですね。まことに迷惑な話ですが、これが現代の整形外科学の限界なのでしょう。患部を触診することさえ、しませんからね。レントゲンが絶対と信じ切っていますから。

この点が明らかになると、あとは共鳴法で腸骨を水平にするだけのことです。少しあちこち触りましたが、結局、腸骨を水平に直しただけで、朱鯨亭の急な階段を上がり降りしてもらいました。何とか、少し脚に力が入る感じだといわれる。

ここまでが一日目の状況です。これ以上、急に変化させても、からだがついて行かないと思ったので、「一週間は、この状態で、股関節を慣れさせてください」と申し上げて、帰っていただきました。

それで、昨日が二回目。どんな状態か聞いてみると、左脚がだるくてだるくて。ということです。これまで股関節がうまく嵌っていなかったわけですから、左脚の筋肉もうまく使えていなかったわけで、急に変化したため、筋肉が追随できない状態なのだと思われました。

腸骨はもとに戻ってはいませんでした。よかった。

 ── これでよくなって行きますよ。

 ── (半信半疑で)そうでしょうかね。

 ── この先、だんだんよくなっていく他ありませんから。ただ、まだ筋肉がついて行けていないのだと思います。

誤診の一番の被害者は、もちろんご本人です。

この後、よく調べてみると、左ではなく、右脚の足首が捻挫を起こした跡があったので、そこを少し調整しました。からだの不調は、どこか一か所だけの不調なのではなく、あちこちが関与していることを施術者は心にしっかり留めていなければなりません。

 ── もう一度、念のため来てください。

 ── もう一度くらいで、よくなるのでしょうか。

 ── よくなっていますよ。安心してください。

誤診のために、不要な心配を続けている人が多いことを、施術者は理解していることが必要です。

1052 肩と上部胸椎の密接な関係

第1052号  ’18年9月24日
▼ 肩と上部胸椎の密接な関係

上部胸椎とは、胸椎のうちでも、肋骨の反対側が胸骨に繋がっている部分、つまり肩甲骨の間に背骨が存在している部分です。胸椎上部といっても同じことです。

ちかごろ、この辺りが硬くなっている人が多い。先日、肩が痛いといってこられた男性Aさんもそうでした。肩が痛いというケースは腕を緩めることから始めるのが常道ですが、この方の場合、腕を緩めてみても、効果がない。

こういう場合はどこかに方向転換しなければならないわけですが、肩というのは、色々な要素が絡んできて、どこを選ぶかが必ずしも簡単ではありません。時には、足が絡んでいたりしますから。

さて、 Aさんの場合は、初めに背中を観察していたので、上部胸椎が気になっていました。
そこで、上部胸椎に左手の親指の側面を添え木のように当てがって、右手は烏口突起に当て、しばらく愉気をしていると、(ここのところは実際に見てもらわないと分かりにくいし、言葉による説明も十分ではないので、関心のある方は教室などにお越しください)

まず上部胸椎がまっすぐになってきました。そこで腕を上げてもらうと、なんと肩が痛くないというのです。肩が痛いという人で、上部胸椎の歪みが原因の一端をなしているケースを確認できたことになります。

例えば四十肩・五十肩の人で、上部胸椎に問題がある人が確かにいて上部胸椎を処置すると、楽になるケースがあります。ですから、肩と上部胸椎とは密接な関係にあるといえる。

というわけで、上部胸椎は、その裏にある胸骨と表裏一体の関係にあることを操者はわきまえている必要があるということになります。

身体の前面でいえば、胸骨・肋骨・鎖骨・肩は連動していることが分かります。さらに付け加えると、腕や手もこれらと連動しています。そして身体の後面にある、上部胸椎・肋骨・肩甲骨・腕が連動しているということになるでしょう。

1050 体軸操法 2.0

第1050号  ’18年8月26日
▼ 体軸操法 2.0

以前に体軸操法というものをご紹介しました。基本は変わらないながら、そのバージョン・アップ版を。つまり、体軸操法のバージョン 2.0。

最近、なんとか2.0というのが増えていますから、それをやってみようという魂胆でもあります。

簡単に肩こり操法と呼んでもいいと思います。肩こりより深い「首こり」と呼ぶのが適当な、厄介な肩こりが増えていると感じています。おそらく PC やスマホの作業が増えているからなのでしょう。

肩こりというより、首こりといった方がよい。常に首が調子が悪いと嘆いているあなた。そう、誰か他人の話ではなく、あなたのことです。電車に乗ったら、直ちにスマホを開いてタップしたり、スライドしたりしているのではありませんか。

おそらくそれが原因なのではないか、と思われるコリを肩や首のあたりに溜めている人が増えている感じがしています。誰か他人の話ではなく、あなたの話です。かく言う私も、スマホ・デビューしてしまいまして、しまった止めとけばよかったと後悔している次第。

すると自分の凝りに対応せざるを得なくなりました。首が凝っているのは、実に気分の悪いもので、すぐになんとかしたいと感じます。とはいえ、首の骨をいじりまわるのは怖いし。どうすべえ、と思っていたのですが、何とかなりそうな見通しが立ったので、ご紹介しようと。

まず、体軸操法 1.0 は、どんなものか。→ https://shugeitei.wordpress.com/2017/02/07/inbox-shugeiteigmail-com/ ここには詳しく書いていないので、かいつまんでまとめてみましょう。

頸の左右どちらかが痛いとしましょう。特に首を左右に回旋しようとすると、痛くて回らない、などの症状があるとしましょう。例えば左側が痛い、とします。

仰向けに寝ます。両脚は大股開きにする。左側が痛い場合、左脚を内側へ息を吸いながら捻じります。ある程度捻じったところで、パッと息を吐いて、足を緩める。これを3回繰り返す。今度は、両脚を少し狭めた状態で、同じことをやる。最後にさらに狭めて、同じことを3回。

それで首の回旋をしてみると、楽になっています。痛かった右より楽になっていることもあります。

ところで、体軸操法 2.0 とはなにか。上にまとめたものをもっと簡単にしたものです。

この場合の脚の開きとはなにか。脚の開きが大きいと下の方に効きます。開きが小さいと上の方に効きます。なぜかといえば、両脚のラインを上の方へ延長して考えると、開きが大きいときは、2本のラインの交点が上の方に来ますね。その交点のあたりに効果が出るわけです。

というわけで、首に効かそうとすれば、開きの角度を小さくすればよい。

ですから、2.0では、開きの角度を変えて何度もやらなくても、小さい角度で3回ほど繰り返せば効果がでます。

例えば、電車の中でスマホをやっていて、首が痛くなってきた。さあ、えらいことになって来た。と思えば、両脚の開きの角度を小さくして、痛みのある方だけ、3回繰り返すと、痛みが消える、というわけです。

簡単でしょう。

頸が痛いのではなく、胸椎のあたりが痛いのなら、もう少し開き加減でやればよい。

痛みのある側だけやると、反対側が却って痛くなったりすることがあります。それを避けようとすれば、両脚を同時に、痛い側だけ少し大きめにやればよい。

ただし、あまり何度も繰り返さないこと。何度もやると、変なところを傷めますから、要注意。なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとし。

以上ですが、これでは少しわかりにくいという方は、朱鯨亭の教室に出かけてください。詳しく実演してみせますから。

1047 肘痛・腕と鎖骨の関係

第1047号  ’18年7月22日
▼ 肘痛・腕と鎖骨の関係

肘の痛みは、簡単に見えますが、複雑な場合もあるという例。

このメールマガジンに登場いただくのは、何度目か、珍しい症状が現れている場合が多いので、過去にも何度かご登場願ったことのある50代の男性Sさん。

機械の操作をして居られるので、普通にはない複雑な症状で、いつも頭をひねることになります。

痛みがある時、その原因が周辺の筋肉の緊張にあると考えて取り組むと、どうもうまく行かないという場合は往々にしてあるものです。

原因の一部は遠く離れたところにあることが多い、と考えた方がいい。

肘が痛むという訴え。前回もそう言って来られて、一か月後に改善していないということです。

肘といえども侮れないですね。

腕の異常の出発点として、前腕から始めるのは定石通り。

確かに、前腕が緩んでくると、腕全体が楽になります。しかし、まだ完全にはとれていないらしい。

次の定石は何か。

手に異常があるとき、胸鎖関節に異常がある場合が多い、ということです。

例えば、指が動かなくなっている人で、胸鎖関節を調整すると、ただちに動くようになった例がありました。そんな困難な症例でなくとも、指の動きが悪い人は、胸鎖関節を調整すればよい。

どうするのか。難しいことは何もなく、胸鎖関節の飛び出しを三本の指でつまんで、じっとしているだけでいいのです。

これで肘の痛みが少し軽くなった。

次は何をすればよいか。胸鎖関節が硬くなっているのですから、その一端に連なる鎖骨を緩めればよい。

つまりは地獄の整体、失礼、極楽の整体ですね。そう言われれば、朱鯨亭の講座を受けた人なら、ご存知、極楽整体をしてあげればよい、と考えました。

これは鎖骨の後ろに指を差し入れて、腕を大きく回す方法です。非常に痛がる人が多いので、俗称、地獄の整体、しかしその後の解放感を思えば、極楽の整体というべきです。

これで、ほとんど肘の痛みが消えたようです。

というわけで、手指の動きが悪い場合、肘の痛みが簡単に消えない場合など、腕の不調があると、原因の一端は鎖骨周辺にあることが多い。リュウマチのような場合でも、鎖骨で指の動きが少し軽快することも、今日、別の方で確認しました。

1044 春風体操その後

第1044号  ’18年7月11日
▼ はるかぜ体操その後

前回、5番の体操で、腰に痛みが出る人がある、という注を付けたのですが、案の定、そういう人が本日来られました。

骨盤に歪みがあると、どうしてもここで痛みが出てしまう。骨盤の捻れている人です。そういう人の場合は、捻じれを直してから体操をするようにしないと痛みが出るでしょう。

そういう問題が、この体操には付きまとう。で、こういう問題は、どんな体操にもあるのではないか。

人それぞれに身体の構造や、骨格の在り方は違っていて、万人に普遍妥当する、万能の体操などありえません。

ところが色々な書籍や雑誌やDVDなどで、色々な体操が紹介され、いかにも万能の体操であるかのように宣伝されています。

そのため、時々、言われた体操をしたら、却って痛くなったと訴えてくる人が絶えません。どの体操は良くない、などという声を聞くことが度々あります。

つまり身体という物質の構造は、各人によって少しずつ違っていて、その人に合わせた体操なり、操法なりが必要なはずです。

ところが、私自身が春風体操をした後に、背骨のところのエネルギー状態を(【探索シート】というものを使って)調べてみると、する前に比べてエネルギー状態が明らかに改善しているのです。

そう思って考えてみると、気功の世界に両腕を身体の両側で振って回すスワイショウという体操がありますね。前後に振るものもありますが、体側の周りに回す種類のスワイショウもあります。

つまり、「気」の在り方を改善させる時には、このような回す動きが有効なのではないだろうか。

ヒーリングの世界で、例えばバーバラ・アン・ブレナン(1939- )というアメリカのヒーラーは、『光の手』 という本の中で、身体の周りを取り巻いているエネルギーの図を描いています。

哲学の世界でも、オーストリアのルドルフ・シュタイナー(1861-1925) は、物質体とエネルギー体という身体の二重性をとり上げています。

こういう見方からすれば、春風体操は、物質体の動きとしては問題があるが、エネルギー体の動きとしては優れたところがあるということになるのかもしれません。

次号以下で、この点をもう少し掘り下げてみたいと思います。特に【探索シート】というものは、気の世界の状態を、物質の世界に投影してみることができる優れものですから、これについても触れます。