アフターフォロー付操法

「アフターフォロー付きの操法」を開始します。これまでの操法に付け加えて、事後の電話・メールなどでのフォローを優先的に行うものです。電磁波除けグッズの配布など、お得なサービスもついています。

遠隔地から来られる人など、事後に繰り返し来られない人は、電話・メールなどでもフォローを希望される場合が多い。

事前に+2000円をお申し出くださると、優先的にそのようなサービスを提供します。

また、勉強のために来られる方は、操法の時に説明を丁寧につけさせていただくことも可能です。講座に参加する代わりに、この方法だと、個人教授を受けられるというわけですね。

あるいは、複雑な症状があって、1回では終わりそうもない、と思われたら、2回目以降の相談に詳しくのらせて頂きます。

共鳴法整体研究所 www.shugeitei.com


反り腰を直す

「反り腰」とは何か? 背骨全体の反りが強く、特に腰椎の反りが大きい状況のことです。逆になっていて、後方に曲がっているものは、私は「曲がり腰」と呼んでいます。

これの調節について明確に書いている人は大正・昭和初期の高橋迪雄(みちお)です。

ただ、高橋の書いている本は旧漢字・球かなで読みづらいので、私の解釈で書きます。

固めの床に仰向けになります。布団の上はやわらかいので不可。畳の上、フローリングの上がよい。

両脚を上に上げます。腰が直角になるまで。腕は好きな位置でOK。

膝から下(つまり下腿)をぶらっと下げます。

下腿を床にドンと下ろします。

足裏が床についたら、そのままの姿勢でじっとしています。

3呼吸ほど、そのままにしています。ここで動いてしまったら失敗。

そろそろと両脚を伸展します。

以上を3階行います。反り腰が直ったかどうか、家族に確認してもらいます。

以上でおしまい。修正が十分でなければ、日を置いて、別の日に行ってください。

靴の紐をしっかり結ぶと・・・

第1087号 2019年4月21日

長野県在住のMさんから次のようなお便りをいただきました。

「靴の先が細い、幅広すぎで同じような[腰痛の]経験をしました。

  ーーブーツに中敷を入れてきつくなった、が最初の腰痛。
  ーー自宅がフローリングなのでゆるゆるスリッパで日常過ごして足裏踏ん張り過労で腰痛と膝の障害。
  ーーその後仙骨歪みと背筋衰えなど症状が重なり、階段から滑り落ちるほど、重症になりました。」

こういう経験をしている人は多いはずです。

今度は私自身の最近の体験です。

先日の靴講座を聴講しましたので、靴の扱いについて、いろいろな知識を得ることができました。そこで、スポーツ用品メーカーMの京都にある専門店まで靴を新調しに出かけたと思ってください。

店員さんの話や靴の扱いも、靴講座の川本さんの話と符合する内容で、一つ一つ納得が行くものでした。

まず、自分の足のサイズを測っておきました。これまでの思い込みより1サイズ小さい25でOKということを確認してありました。幅に関しても幅広は不必要であることを確認してありました。

というわけで、サイズ25でEの表示(EEとか、EEEとか)のないウォーキング・シューズを選びました。

紐を引き締めてみると、かなりきついような気もしますが、これでとりあえず歩いてみることにしよう。

歩いて見たのは、奈良県南部の葛城(かつらぎ)古道です。この辺りに興味はあるものの、奈良からはかなり遠いので、あまり歩いたことはありません。(これまでに一度だけ)

近鉄御所(ごせ)駅を降りて、南東の方角へ向かいます。

数々の古寺・古社が街道沿いに点在していて、それぞれに興味深い。

この地域は、古代には、鴨族と呼ばれる豪族が住んでいたとかで、「鴨」の名をいただいた古社がいくつもあります。「かも」は「かみ」に通じるという説もあるそうで、京都の上賀茂・下鴨神社の先輩格とも言われています。

中でも「鴨山口神社」というところには、アマノミナカヌシの神が祀られていて、珍しい。掃除がいきとどき、田舎のお社には見られない風格があります。

[註] アマノミナカヌシは、アメノミナカヌシと言われることも多いが、カタカムナの文書にはアマノミナカヌシと書かれていて、この方が古形であると思われる。

このあたりまで靴は快適に履けていたのですが、少し指先が痛くなってきた。指先が痛むということは、足が先の方まで突っ込まれているということですから、このあたりで少し紐の結び方を反省してみなければなりません。本殿の前で靴の紐を結び直しました。

そう思って見ると、やはり紐が緩んでいる感じがします。これをもう一段しっかり締めてと。

それから先は、かなり歩いても、指先が痛くなることはありませんでした。

やはり最初の結び方では緩くて、足先が靴の奥まで突っ込んでいたということです。

こうして見ると、やはり靴の紐は伊達や体裁でついているものではない、ということです。足裏と靴とが密着するために紐がある。

ところが、先日我が家に来ていた孫娘の靴を見ると、紐の格好をしたゴムがくっつけてある、という、子どもの靴だから、何でもいいや、というのかどうか、かなりいい加減な靴(ニューバランス製)で、なるほど、これでは子どもの足も悪くなるはずだと、改めて驚かされました。

さて、その後、日を改めて高鴨神社や、鴨都波神社もまわり、鴨族の痕跡を堪能しました。皆さん方にも、古代奈良を知るのに、葛城古道、お勧めのコースです。

989 不安について

第989号 2017年9月12日
▼ 不安について

多くの症状をかかえ、それを繰り返す人がいます。こういった人から、この前みていただいたら、悪化して痛くなってしまった、何とかしてほしい、というような電話をいただくことがあります。

こういう時は、休みの日でも、時間外で臨時に拝見することがあるのですが、それでよくなることもあり、あまり変化のないこともあります。(どういう場合に変化があるか、というのは重要な課題ですが、それについては、別の機会に取り上げたいと思っています)。

こういう人とやり取りをしていて、強く感じるのは、この人は不安を抱えているのではないか、ということです。

例えば、病院で診てもらったら「脊柱管狭窄症」といわれた。背骨が歪んでいるので、神経と触っているという。そのことが強い不安を生み出しているわけです。

背骨のこの辺りが悪いらしい、このちょっと出っ張っているところが、これ以上歪んで来たらどうしよう。もう立てなくなるのではないか、まともに歩けなくなるのではないか、という不安を感じることになります。

そのため、その辺りに少し痛みを感じると、ああ、もうだめだ、どうしよう、どうしよう、俺はこれで終わりになるのか、というような不安を感じる。すると、余計にそこが痛くなってくる。

そのことが潜在意識に忍び込んで、夜中に悪夢を見るかもしれません。こういうことは、迂闊に人に話せないので、自分ひとりの胸にしまいこんでしまう。すると、もういけません。余計に不安のエネルギーが増大して、同じようなことを繰り返してしまう。

そこで、私のところに電話をして、何とかしてくれないか、と言ってくることになります。ある場合には、朱鯨亭の予約をキャンセルして、別のところの予約をとり、整体ショッピングをする人もいるらしい。

こういう人が、実は多いのではないか、と想像するのです。

誰しも、自分が不安を抱えて、それで苦しんでいるなんて、他人にいいたくない。医者にも整体屋にも話さないということになりがちなのではないか。

すると、不安がいよいよ内向してしまいます。

「脊柱管狭窄症」だけではありません。ヘルニアや膝痛でも、内臓疾患でも、同じことがありうるのではないか。

一つの症状があると、それが気になってしようがない、大して強い症状があるわけではなくても、こりゃもうだめだ、と感じてしまう

こんな「症状神経症」的な人が多いのではないか、と感じられます。一に健康、二に健康、という世間の風潮も、このことに拍車をかけているのではないでしょうか。

ですから、医療や、癒やしに関わる者は、相手に不安を与えるような発言を決してすべきではない(これは私自身への戒めでもあります)。家族も同じです。ところが、病院で言われたことに不安を感じて、やってくる人が実に多い。困ったことです。

医術の古典として知られる古代ギリシャの医師ヒポクラテスの 『古い医術について』(岩波文庫)という有名な本がありますが、その中に流行病という項目があり、古代の流行病のレポートを読めます。これを読んでみると、最後「精神異常」を起こして亡くなったという記述が多いことに気づきます。

つまり病気というものは、最後は不安にさいなまれるという事態になりやすい。脊柱管狭窄症やヘルニアで死に至るわけではありませんが、不安な心は、そういうところに追い込まれてしまう。

そのことを、周りの人たちはもっと考えるべきだ、というのが私の感ずることです。逆に患っている人の立場に立って言えば、自分自身の不安感を克服することが、重要な課題だということになるでしょう。

959 胃下垂と浅指屈筋

第959号 2017年3月2日
▼ 胃下垂と浅指屈筋

前回、心臓と肝臓の下垂について調べました。今回は、胃下垂についてです。

といっても、内臓の下垂は繋がっているらしく、胃だけ下垂しているわけはなく、隣接する内臓も同時に下垂していると考えた方がよさそうです。

これに気づいたのは、肝臓の下垂を調べている時でした。肝臓が下垂しているというようなことが有りうるのであれば、それに隣あった膵臓とか十二指腸とかも下垂しているのではないか、いや、そういう意味では胃も下垂しているのではないか、と思ったわけでした。

どこで、前回、圧痛の有無を調べた右手の金星丘の隣はどうか。と思って周辺を調べると、
金星丘の上に示指につながる浅指屈筋(せんしくっきん)の腱があります。金星丘から上に辿って行くと、つっぱったスジが触るでしょう。(浅指屈筋については、筋肉の解剖図などで確認してください)

ここに少し圧痛を感じました。そこで、これは胃下垂ではないか、と考えました。

そこで、胃と、その下の下腹部を両手で押さえ、少しばかり上に押し上げるようにしていると、確かに浅指屈筋の腱が緩んできました。

ですから、肝臓や心臓だけでなく、胃など、その外の内臓も調べるようにしようと考えました。ですから、短指屈筋の腱を調べて、その圧痛を除去すると、胃下垂だけでなく、その周辺の下垂を修正できるのではないだろうか、というのが結論です。

特に女性の場合には子宮や卵巣を切除している人がかなりいます。そういう方々は、あるべきところにあるものがないのですから、下垂し易いことでしょう。

もう一つの教訓は、掌は内臓と深い関係があること。高麗手指鍼でも掌に内臓のツボが多く確認されています。

さて、以上の操法から引き出せるもう一つの教訓は、ある操法を施した後で、その周辺にも似たものがないかどうかよく考えてみるということ。これは私がものを考える時に、よく使っている一般原則の一つです。【類縁の原則】とでも名付けておきましょうか。

938 靴の履き方と学校

2016年12月20日
靴の履き方と学校

読者のSさん(大阪府在住)から、靴の履き方に問題があることに、学校が一役買っているのではないか、と次のようなお便りをいただきました。

──【靴紐を前の方までいったん緩め、しっかり縛り治すプロセスが必要だ】、

これ、自然にやってました! 前の方が緩いと、フィットしませんから。靴紐をちゃんと締めると、足が軽ーく(自動的にという感じ)前に出てくれて、楽に動けるということはわかりました。

それにしても日本人の靴紐締めがいい加減になるのは、ある程度は学校のせいだと思います。とにかく校舎の中に上履きゾーンと下履きゾーンが混在し、靴を大慌てで脱ぎ履きしなければならない場面が多い。

そのため靴を中途半端な(すぐ脱げるような)状態にしておいて、そのまま走ったり、階段登ったりすることが常態化しているんですね。学校の先生もしています。かかとを踏んだり、クロックス等のつっかけを履いたり。

私は仕事柄、大学に取材に行くことが多いのですが、土足禁止の研究室に行くことがわかっている時は、脱ぎ履きが面倒な靴は履いていけないなと考えます。。。他の人を待たせることになってしまうからです。しかし研究室の上り口に脱ぎ散らかしてある靴たちの有様を見ると、持ち主の歪み/捻れ具合が推し量れてしまい「あーあ」と思います。──

なるほど。これが実情だとすると、ますます意識して靴紐に接しなければなりませんね。Sさん、ご意見ありがとうございました。

928 金星丘が痛い 16/11/6

昨日の集中初級講座が終わってさて帰ろうとすると、参加者のTさんが質問してこられた。私の講座では、質問のある人は、即座にその場で尋ねるように言っています。

答えにくい質問や、答えようのない質問も出てくる可能性があるので、過去に参加したあるセミナーでは質問用紙を配って質問を制限するようなことをしている主催者もありました。

しかし質問を制限すると、その場で抱いた疑問を解消できないまま帰ることになって、不満が残ります。それで私は何でも質問してください、と呼びかけています。すると、驚いたことに、「奥さんと知り合ったのは、どんな時ですか」という質問が出てきて、これには参りました。

でも、これくらい自由な雰囲気がないと、セミナーや講座というものはつまらないものになりがちです。で、すべて終わってからTさんが質問をして来られた。

自分はマッサージの仕事をしているので、親指を使いすぎる傾向がある。右手親指の付け根の膨らみのところが腫れて痛みが出ている、何とかならないか、というお尋ねでした。手相学で 「金星丘」 と呼ぶところです。

──ここが痛いのですけれど。

──これは肝臓ですよ。

──え。ここは肝臓なんですか。

──肝臓が下垂しているんです。

──はあ。

というようなやりとりの後、手の平を肝臓のあるあたりに当てて、そっと上の方向へ皮だけ持ち上げるようにしてみてください、と言いました。

Tさんは右の肋骨の下に手の平を当ててじっと上の方へ軽く押し上げています。1分ばかりたったので、頃はよしと、止めてもらって、Tさんの右手の金星丘を押さえてみると、痛くない。これにはTさん、驚いた様子でした。

もう一度、自分でも押してみてTさんは痛みが消えたことを確認された。いまも、Tさんのびっくりされたお顔が思い出されます。この操法は、前回の上級講座の時に参加者のMさんが紹介してくださったもので、このような珍しい操法を互いに交換できるチャンスは得難いものです。Mさん、ありがとうございました。