1031 もっと弱く

第1031号  ’18年5月7日
▼ もっと弱く

現在は毎週日曜日に、中級講座の実習をしています。その時、どのくらいの力で押さえているのですか、と質問を受ける時があります。

昨日も、そういう質問を受けて、実際に押さえてみたことがあったと思って下さい。

──まあ、なんと、こんなに弱いの。

と言われました。これまで何度、こんなやりとりをしたことでしょう。9845回ほどあった気がします。

私は繰り返し、「押える時は弱く」と口がすっぱくなるくらい言い続けているのですけれど、それでも、こういうやり取りを繰り返しています。

それくらい人が何かを持つ時には、知らず知らずのうちに力が入っているわけですね。他人の体に触れる時もしかり。

思わず知らず、力が入ってしまっています。「ぐっと」握ってしまっている。

ですから、人の体に触れる時は、「そっと」触ってください。そうでないと壊れます。

このあいだも、整体に行って、どこそこが緩まないので、そこを緩めてほしい、と言ったところ、「直したらええねやろ」と怖い声でいわれ、頭のどこかをぐっと押さえられたため、顔面が歪んでしまったという女性が来たことがありました。

これなどはまことに気の毒で、論外ですが、ここまででなくても、これに類する話は何度も聞いています。

強い力を掛けられたために、却って悪くなってしまったと訴える人がどれだけ多いことか。

人の体には、力がかかると抵抗する習性があります。

どうぞ、人の体に触れる時は、普段より力を抜くことを忘れないように。人の体に触れる時は、その度に、「そっと力を抜く」ことをお忘れなく。これは私自身の戒めでもあります。

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