898 カフェの風景

第898号 2016年5月26日
▼  カフェの風景

奈良市内のとあるカフェで、壁際に一列にならぶ座席に坐ってジュースを飲んでいると、二つ開けて隣に30歳代の男性が坐っています。ノートPCに向かって、懸命に作業中の様子です。

彼は私が横から見ているのに気づいていません。机の上に置かれたPCの画面に目を近づけているため、横から見ると、顎を突き出した猫背、という形になっています。典型的な姿なので、参考のため写真を撮っておこうか、と考えたほどに、見事な形でした。

人の頭部の重さは体重の1割あるそうで、彼の体形から見て、体重は平均並みの60キロ程度として、6キロの重さを支えていることになります。

このごろは仕事場でもノートPCという人が多いそうですから、こんな姿は、いまでは、ごく当たり前の光景なのでしょう。なるほど疲れるだろうなあ、と思わずにいられません。

そのせいかどうか、近頃、首が痛いと訴える人が多い。くだんの彼も、作業が一段落したのか、傍らのコーヒーを啜る。その後、首を捻じって 「コキッ」 と言わせた。首にストレスが溜まって来ているのでしょう。

首のストレスというか、首が凝る、首がつっぱるという症状が出てきたら、どうするか。

おそらく、この男性のようなことをするか、凝っている方をぐっと伸ばそうとするか ── そんなところでしょう。

けれど、ここでは逆のことをお勧めしておきたいと思います。

例えば首の右側が凝っているとしましょう。右側がつっぱって痛みがある。右側の筋肉などが突っ張っているわけです。突っ張っているというのは、そちら側の筋肉が縮んでいるのですから、縮んでいるところは、さらに縮めてやる、というのが原則です。

それなら、突っ張り感のある右側を縮めてやればよいわけですね。つまり、右側に首を倒してやればよい。普通に人がやろうとする方向の逆に動かすのがよい。そうして、しばらくじっとしています。すると少し楽になるのではありませんか。縮んでいるものを伸ばそうとするから、うまく行かない。

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